森のたぬき こと

私「竹嶋宗也」は一昨日、


「福島県南相馬市」より帰京しました(*･ω･)


現地から携帯で少し報告をしていたけど改めて、

現地での作業で感じたこと、体験した事をブログを通じて発信していきたいと思います


「大地震・大津波」発生後　先ずは被災地に行ってお手伝いする事を決めました。


でも仕事を片づけないと行けません。


その間「募金・節電・東北の物を消費」しながらようやく現地入りメドがつき始めた時、

今自分がどこに一番行くべきかと考えた情報を集めた結果・・・

「福島県南相馬市」行きを決定


その時点では死者300名以上。

行方不明者１０００名以上。

原発から24キロ地点の為、自主避難・屋内退避地域である事。

ガソリン・食料があまり無いこと。

「マスコミ」が立ち入らない地域の為、全国に惨状が伝わっていないこと。

宅配便が配達拒否をすると云うこと。

人口7万人の内2万人弱が市内に残っていると云う事。

「自主非難」できない方が孤立していると言うこと。


等々が分かって来ました。

そして留めは桜井市長が訴えかけた動画です。


「ボランティアの方も自己責任の下、どうぞ来て下さい」


政府が指示する「屋内退避地域」においてのこの発言はあまりにも心に響きました。


しかも現地の「首長」が直接発した言葉です。


そして翌日ネット上にて「南相馬市災害ボランティアセンター」の窓口を発見し電話。


「どうぞ来て下さい。衣食住すべて自己完結出来る方が条件です」


この瞬間恐らく人生で一番、身体熱くなるのを感じました。


翌日、仕事に折り合いをつけ、出発準備。


[キャンプ道具一式・食料・ガソリンポンプ]を積んでいざ出発です。
自宅出発

大好きな「野馬追い」の地南相馬市へ・・・

埼玉迄は国道を、久喜ＩＣから東北道に乗って一気に福島県二本松まで。

この県に「本当に震災があったのか」と思わせるような美しい景色が広がります。


雪山


そこから県道を通り山越え、飯館村を越えてからは「自衛隊車両」ばかりが目立ちます。


自衛隊


中通地方から70キロほど走ってようやく「南相馬市原町区」に到着。


社会福祉協議会にある「災害ボランティアセンター」に到着です。

受付で「滞在期間・特技」などの記入を済ませ、
夕刻のミーティング迄の間に町の現状確認に行きました。

2年振りに訪れた原町は・・・

被災地初日

余りにも変わり果てていました・・・・

市街地域は変わりませんが、国道6号を超えると景色が一変。

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道路部分だけガレキが撤去されています。


ＴＶで見る「三陸や石巻」とは異なる景色。


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住宅地が完全に「荒野」となっています・・・

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高圧電線は地上に突き刺さり・・・

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道路は破壊され進むことが出来なくなります。
2

民家や、
災害1


老人施設も壊滅。
老人


余りの惨状に言葉がでません。
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表現が正しいかどうか分かりませんが、

写真で見た「東京大空襲」の跡のようです・・・


辺り一帯は異臭が漂っています。


ここはマスコミが立ち入らない「30キロ圏内」なので、
ＴＶや雑誌で紹介されないところ・・・


胸が詰まる中、ＪＲ原ノ町駅へ(´･ω･｀)

駅2


地震後「常磐線」は動きませんが思い出の地です。


実は二年前「相馬野馬追い祭り」を見た後にＪＲの駅員さんと話し、
　　　　　　　　　（クリックで過去の記事へお祭りが詳しく書いてあります）

「どう、良かったでしょ　兄ちゃんまた来なよ」

と云われ・・・

「はい、必ずまた来ますっ」　

と答えていたんです。


遅くなってゴメンナサイ、

やっと辿り着きましたよおじさんΣ(･ω･ﾉ)ﾉ


センターに戻り、ミーティングの様子を見て明日へと備えます。

色んな方を捕まえて話を聞くに、

「指示を待っていてはあまり動く事が出来ない状態」で、

あまり他の人にかまっている余裕はないような感じでした。


ここは隣の相馬市とは違い、
24キロ地点の「屋内退避勧告地域」

市が堂々とボランティアを指導できない所なのです。


しかしせっかく来たからには、はやく全力で取り組みたい

中心メンバーにくっついて、情報収集し明日の朝ミーティングへと備えます。


夕食はお握り二個。


ありがたい事に屋内で眠る事が出来ました。

明日に備えて就寝です。


雑魚寝













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